私は深夜営業のラーメン屋さんでバイトをしていました。飲み屋街にあるので深夜営業だったのです。担当業務は店内業務全般で。正直に言ってすごくきついバイトでした。

ただ、仕事内容も深夜という就業時間も辛かったのですが、最も辛く、最も嫌だったのは酔ったお客さんに絡まれることです。これがバイトを辞めようと思った最大にして唯一の理由です。

本当によく絡まれました。店内でも、出前に行ったスナックでも、とにかく絡まれますし、怒鳴られます。

こちらに非があればもちろん頭を下げますが、基本的に向こうは酔っ払っているので、理不尽な言い分は当たり前、ろれつが回っていなくて何を言っているのかわからない怒鳴りも日常茶飯事でした。

最初は自分で選んだバイトだから、と我慢していました。仕事というものは辛くて当たり前だと自分に言い聞かせ、一生懸命働いたつもりです。

深夜の勤務をこなし、朝一から大学の授業にも出ていました。バイトの人数が足りずに、日々激務でしたが、そこは問題ではありませんでした。

忙しいことが辞めたい理由になることはありませんでした。それでも、頑張ろうという精神だけで日々のストレスに勝つことはできませんでした。

同時期に一緒に働き出したバイト達が私と同じ理由で次々と辞めていき、私自身、働き始めて半年で気持ちに限界が来ました。

この状況、この気持ちをこれ以上どうにかすることはできないと判断しました。このバイト先でこれ以上働き続ける気持ちにはなれないと思いました。

そして、辞めたのです。辞めることでしかこの悩み、ストレスから解放されることはできないと思いましたし、今振り返っても辞めてよかったと思っています。

もし、バイトを辞めたいと悩んでいる人がいれば私は辞めればいいと思います。もちろん、各々事情はあるでしょう。金銭的な理由で辞められない人もいると思います。

ですが今、バイトの募集はどこにでもあります。さっさと次のバイト先を見つければいいのです。

さらにもう一つ、よくバイトさえまともにできない人間が社会に出てちゃんと働けるわけがないという意見を聞くことがありますが、それは真実ではありません。全くの別問題です。

そう言ってバイトを辞めさせないよう引き留めたりする上司もいますが、放っておいていいと思います。バイトが続かなくても、すぐ嫌になっても、就職してちゃんと働いている人間はごまんといます。

私が言いたいのは、バイトに囚われすぎないで欲しい、ということです。バイトはあくまでバイトであって、人生を捧げるようなものではありません。