大学入学当初より、中学生時代にお世話になっていた学習塾でアルバイトをさせてもらっていました。

元々教員になりたいという夢も持っていましたし、個人経営の塾のため比較的厳しくもなくて時間に融通も効いたのでありがたい職場でした。

しかし私が就職活動に臨むに当たって大きく状況が変わります。最低限の人員で回すことになった年と私の就活の時期が同じタイミングになってしまい、地方在住だった私が都心に出る時間が取れなくなったのです。

やはり地方だと求人の数も少なかったですし、すでに教員ではなく普通のサラリーマンを志していたので待遇面でも地方より都心に出て働きたいという思いも強くなっていました。

他の講師と一緒になって工夫してなんとか時間を工面するようにはしていましたが、就活も講師も中途半端になって思うようにならず、その時初めて辞めたいと思うようになりました。

経営者の方とも相談をしましたが、なかなか春先を越えると新規採用も難しくて補充も効かず辞めるに辞められなかったのですが、時間が経つにつれて内定が取れないことへの焦りも含めて苛立ちも募りました。

そうなると悪循環で講師としての仕事もおろそかになり、担当していた教科の授業も思うように進まなくなりました。

これでは自分にとっても塾にとっても迷惑がかかる一方でお互いにいい結果にならないと思い、思い切って経営者の方に心苦しかったですが辞めることを伝えました。

本当に申し訳ないことをしていると思ったのは私の方でしたが、恩師でもある経営者の方の方も申し訳なく思われているようで、なんとか一人臨時で補充するから籍だけは置いておいてくれとお願いされその場は引き下がりました。

そこからは早くてすぐに補充の方をなんとか手配してくれました。どうやら塾経営の友人の方に頭を下げて頼み込んで臨時で一人回してくれたようなのです。

来てくださった方にも経営者の方にも頭が上がりませんでした。同時に情けなくて、申し訳なくて涙が出たのを覚えています。おかげでなんとか就活に集中できて結果を出して、なおかつ講師にも復帰して大学卒業までやり遂げることができました。

やはりアルバイトといえともその職場の一員であり、悩みは解決してあげたいと雇用者の方は動いてくれるはずです。

その本気度をあげるには心の底から腹をわって相談するべきで普段からそれができるだけの信頼関係を築いておくことが重要と言えるのではないでしょうか。