大学生のときに初めて長期アルバイトをしました。その時にしたアルバイトが調剤薬局の医療事務です。最初は学業優先と考えて1日3時間程度ですむこのアルバイトに応募したんです。

ですが、想像していた以上に仕事内容が細かく、覚えるのも大変で正直、仕事をきちんとこなすことができていませんでした。

仕事がきちんとできず、ミスもあることでバイト先の人にはかなり迷惑をかけていました。私はもともと他人の反応を人よりも気にするタイプの人間で、バイト先の薬剤師さんの反応が悪いとビクビクしてしまっていました。

仕事も少しずつ覚えていきましたが、バイトをはじめて半年くらいたったときに、どうして仕事がそんなに遅いんだ、と言われ、本当に落ち込みました。

ミスをすると、一日の終わりの集計などが狂ってしまい修正するのに大変なので、ミスは起こさないようにと何度も確認しながら仕事をしていたら言われた一言でした。このことがきっかけで本気でアルバイトを辞めることを考えはじめました。

そこで、あと1ヶ月頑張ってだめなら辞めようと思ったんです。仕事もなんとか覚え、仕事の流れがわかるようにはなってきていたんで、あとはミスを出さずに仕事のスピードをあげるだけでした。

あと1ヶ月、と思うと何となく気持ちに余裕ができたのが色々と仕事に関して考えることができました。まずは周囲を確認しました。

他の人が私と同じ作業をするときに、どうやってミスなく早く処理をしているのか、ということに注目しました。そこで気づいたのは文字でした。

私が文字を書く速度と他の人が書く文字の速度が圧倒的に違ったんです。私は調剤薬局の資料だから、綺麗に文字を書くように心がけて仕事をしていたのですが、そこまで綺麗に文字を書かなくてもよかったことに気づいたんです。

とにかく、誰でも読める程度の文字であれば事足りたんです。そうして、仕事の処理速度を上げていくことによって自分に余裕も出てきたんです。

自分に余裕が出てくると、周りがよく見えるようになります。すると、今まで自分ができていなかったことなどがよくわかるようになりました。

1ヶ月と覚悟を決めて仕事をし始めてからは、私の仕事の処理速度は格段にあがりました。そして、最終的には3年間その調剤薬局でアルバイトを続けるという結果になったんです。

アルバイトをはじめて自分に合わないと思ったら、辞めてしまうのも一つの手です。アルバイトは数え切れないほどあるんですから。でも、もし気持ちに余裕があるなら、自分で期間を決めてもう少し頑張ってみることもいいと思います。

自分で期間を設定してしまうと仕事に対して完全燃焼のような状態で取り組めることもあるんです。そういった自分のアルバイトに対する姿勢が変化することによって状況を改善できることもあります。

できるなら、期間設定をしてもう一度辞める前に頑張ってみてください。