水族館のスタッフとして、魚やその他の生き物の世話を行っていました。世話といっても、決められた方法で餌をあげるだけの簡単な作業でした。

作業は楽だったのですが、一ヶ月ほどで辞めたくなりました。もともとは海の生き物を飼う体験をしてみたくて、アルバイトを始めたのですが、現実は想像と違っていたのです。

私はペットを買うのが好きですが、これまで哺乳類しか飼ったことがありませんでした。そのため、海洋生物と触れ合えることを楽しみにしていたのですが、システマチックに餌を与える作業しかさせてもらえませんでした。

そのため、生物を飼っている気にはなれなかったのです。最初は、日本の魚だけでなく、世界中の海洋生物を見られることに興奮していたのですが、それも長続きしませんでした。

また、作業は楽ですが、餌やりは忘れたり、与えすぎたりすると、海洋生物の命に関わるので、いつも緊張していました。凄く価値のある天然記念物の生き物に餌をあげる時は手が震えたのを覚えています。

以上のように、アルバイトの内容がイメージと違っていた事や過剰な緊張を強いられる事が辛いという理由で、辞めたいと思うようになったのです。

しかし、親に相談した結果、続けたいと思うようになりました。親は私に視点を変えるように言ったのです。アルバイトを行う目的は様々です。

アルバイトをする目的として、社会に出るための準備と考えている人はそれほど多くないです。しかし、親は私にそう考えるように言ったのです。私はそれを聞いて非常に戸惑いました。

私がアルバイト始めた理由は前述の通りですが、他に目的があるとするなら、それはお金を入手するためでした。敢えてもう一つを理由を挙げるなら、動物好きの友人を作りたいという気持ちもありました。

しかし、確かに親がいうように、アルバイトをしていると様々なことを学べるのです。例えば、私が働き始めた一カ月後には後輩ができました。

私がその新人スタッフに餌やりの仕方について教育を行いました。それまで人にものを教えた経験がなかったので、とても良い経験になりました。人に教えることの大切さとコツを身に付けることができた気がします。

また、餌やり担当であったため、お客様と接する機会は少なったのですが、それでもたまに話しかけられるので、接客を経験することもできました。また、ペットに与えた餌について報告書を書く必要があったのですが、レポートの作成経験を積むこともできました。

もしアルバイトを辞めたいと悩んでいる方がいたら、私のように視点を変更してみてください。お金や友人だけでなく、形にならない経験という財産を得られることを強く意識するといいでしょう。

そうすると、アルバイトを続ける意欲が湧いてくるかもしれません。