居酒屋のバイトを21歳の時にしていました。当時私が入った頃は結構長く続けていた方が多く、かなりアウェー感がある中での仕事始めでした。

もちろん先輩の方々も話しかけてはくれていましたが、私自身が人見知りが強かったことと必要最低限の会話しかしなかったことで疎外感は強まる一方でした。

バイトの人数もそれなりにいたので思ったようにシフトに入れず、入れても鬼のように忙しく会話どころじゃありませんでした。

そんな中でも私と同じ時期に入った子は順調に先輩たちの中に打ち解け初め、なんだかつまんないし楽しくないしきついばっかりでもう辞めようかと考えていました。

バイトを辞めたいけれど生活費のこともあってやめれずにいたある日、男の子の新人さんが入ってきました。かなり気さくな子で積極的に話しかけてきてくれました。

話してみると、どうやら私と同じくお芝居が好きだということでした。シフトが被ることも多かったのでその子がいる時は私も積極的に話しかけたりしていました。

そうしていたら、その姿を先輩スタッフの方が見ていてくれて私に話しかけてくれるようになりました。

どうやら先輩たちの中では、全然笑わないちょっとヤンキーっぽい子が入ってきたと思っていてなかなか話しかけづらかったようでした。

自分がそんな風に思われていたことにとても驚きましたが、確かにつまらないなあって気持ちを出しながら仕事をしていたかもしれないととても反省しました。

それ以来居酒屋のアルバイトがとても楽しくなりました。

先輩たちが辞めていってたくさんの後輩が出来ていきましたが、辞めたかった時の自分の気持ちを思い出し、どうしたらみんなで楽しく仕事をできるか考え後輩たちとコミュニケーションをとっていきました。

今アルバイトが楽しくなくて悩んでいるかたは、とにかく周りの方とコミュニケーションをとってみてください。

もちろん自分とは合わないなあと思う人もいるかもしれません。ですが、話してみなければ何も分かりません。

そしてそうした繋がりは、自分が忙しくしていたり困ったりしている時に必ず助けになってくれます。話したこともない人を助けてくれる人はそう多くありません。

そして他のスタッフが困っていたら積極的に助けてあげてください。お客様からの「ありがとう」も嬉しいですが、同じ仕事をする仲間からの「ありがとう」はまた違う喜びがあります。

もう辞めて何年も経ちますが、楽しくなかった居酒屋バイトが私の中で一番楽しかった思い出になりました。