焼き鳥屋のバイトをしていました。勤務時間は19時から24時の週2日働いていました。ほとんどが金曜日と土曜日に働いていました。

最初面接時はそこの店長さんに「誰でも簡単に仕事は出来るから安心して」と言われ次のが金曜日だったので次の日から働いてと言われました。

焼き鳥屋など飲食店でのバイト経験してはなかったのでわからないことがわからない状態でした。とりあえず皿洗いを命じられ1ヶ月間は皿洗いの仕事のみでした。

あまり人としゃべる事が好きではない性格でしたので気分的には楽でした。しかし、日を重ねていくわりにはそこの店長さん、従業員との交流、会話が少ないと感じ始めました。

私以外に従業員は3人程いましたが、仲が悪い雰囲気ではなく、ただこの焼き鳥屋で働いてるすべての人が内気な人ばかりな気がしていました。

そして働きだして5ヶ月が過ぎた頃、私はドラマで見るようなシーンを見てしまいました。

その日は木曜日で私は出勤する日ではなかったのですが、忘れ物をしてしまい。焼き鳥屋の従業員ロッカーに忘れ物をとりに行った際、従業員の内の2人がロッカーの近くで何やら笑って話していました。

それは結構な声の大きさだったので聞きたくなかったのですが、必然的に聞いてしまいました。

「あのずっと皿ばかり洗っている奴まだ辞めないの?みんな無視してるのに気づいてないんじゃない?」と私の事を言っていました。

初めて他人から自分の悪口を陰でいわれたので、今まで感じたことのないショックに襲われました。みんな私のように内気な人達なんだなと勘違いしていた自分とみんなで私を無視して辞めさせようとした卑怯な考えに腹が立ちました。

その場を去ってバイトを辞めようと一瞬考えました。でも何か負けて去るような気がしました。勇気を出してその事を店長さんに相談しました。

そしたらなんと店長は知っていたのです。そして私にこう言いました。

「悔しいか?お前は今まで無視されているのにも気づかずただ自分の都合が良い考えで人生を歩んで来たんだろ?世の中そんなに甘くない、俺はお前みたいな奴が大嫌いだ、ただその日が終わればいい、当たり障りない生き方でいい、面倒な事はしたくない、それがお前の心境だろ?それは今までの間働いているお前を見ていて良く分かった。俺はそんな奴をあえて雇って教えているんだよ。従業員にはお前がこの日にロッカーに忘れ物を取りに行くから芝居をしてもらったんだよ。あいつらもお前の為ならと快く引き受けてくれたよ。悔しかっただろ?でもそれが生きて感じる事なんだよ。勇気を出して助けてって俺に言いに来たんだろ?1人じゃどうしていいのか分からなかっんだろ?不安だったろ?これからの人生でお前に必要な事なんだよ。身を持って感じないのとお前は変われないと思ったんだよ。ここで働いく奴は1年で辞めていく、いや、俺が辞めさせるんだよ。この次のステップに繋げてもっとマシな仕事に就いて社会を知ってほしいんだよ。分かってくれたならまた明日から皿洗いを頼むな。」

と。号泣しましまた。こんな素晴らしい人が近くにいるなんてと震えすら感じました。もちろん何も見返りなど期待していない人だとすぐ分かりました。

同じような考えを持っている人がこの世に何人いるでしょう?!バイトでこんな経験をあえてさせてくれるなんてとてもありがたい事です。

身近な人でも実は物凄く心配してくれる人がいるのかもしれません。ただ気づいていないだけで・・・