居酒屋のバイトを始めたばかりの頃、社員さんに分からない事を中々聞く事が出来ないどころか、「おはよう御座います」「お疲れ様です」などの挨拶すら無視されていました。

今までコンビニという小さな店舗でしかアルバイトをしてこなかった私には、社員はアルバイトに挨拶すらしないという状況に驚きを隠せませんでした。

こんな店でやっていけるのだろうか、まるで存在しないかのように扱われる店で1日を過ごして私は大丈夫だろうか、いつまでこんな状況が続くか分からないし、それならばいっその事早めに見切りを付けて新しいアルバイト先を見つけた方が良いのではないだろうか、と思案していました。

辞めるにしろ続けるにしろ、禍根を残すような真似はしたくないし、とことん嫌われてしまった場合に相手に付け込まれるような事になってもいけない。自分の弱みになるような事は絶対にしない。

そう考えた私は先ず必ずこちらから相手の顔を見て挨拶をするという事を始めました。相手が無視出来ないように必ず出来るだけの笑顔と大きな声で「おはよう御座います」と。

それでも無視する人が殆どでしたが、少数の社員さんは挨拶を返してくれるようになりました。

そして分からない事は挨拶を返してくれた人のところへ聞きに行き、その際も「失礼します。お聞きしたい事があるのですが、少々よろしいでしょうか」と必ず前置きをして、話が終わったら「ありがとうございます」とどんな内容にもお礼を言うようにしました。

仕事が終わってからも同様に大きな声と笑顔で「お疲れ様です。お先に失礼します」と挨拶します。

それを今日まで繰り返してきて、今では殆どの社員さんが挨拶を返してくれるようになり、やっとこの場所に打ち解けてこのまま続けていけそうだと実感しています。

アルバイトだから社員だからではなく、人として挨拶をするという事は当然だと思います。私はそう思ってそれを実践し、今こうして日々を楽しく過ごせています。

どんな職場にだって嫌な事をしてくる人というのは居ます。そこで相手がしてくるからといって無視をしたり、挨拶をしないというのは嫌な事をしてくる相手と同じレベルという事になってしまいます。

そんな嫌な相手がいるからこそ、敢えて頑張って明るく挨拶を始めとした礼儀を大事に過ごしてみるというのはどうでしょう?アルバイトであるという事は自分自身に何かしらの目標があっての事だと思います。

先ず第一はお金が欲しいという目標だとは思いますが、第二か第三くらいに自分自身のレベルアップというのを入れてみるのも良いと思います。後々「あんなにキツい職場で働いてたんだから、コレくらい楽勝でしょう」と思える日が来ると思いますよ。