大学時代なのですが、明光義塾でアルバイトをしていました。自身の学業も疎かにしない範囲で働くことができ、拘束時間の割には時給も良かったので、軽い気持ちで始めました。

しかし、いざ働いてみると精神的に辛いこともありました。

私が担当をしていたのは、小学生なのですが、中学受験に向けた勉強というのは、結構難しいので、苦戦しました。

また、小学校の低学年くらいの子供だと、こちらが説明しても、理解できないこともあって、自分の教え方に問題があるのだろうかと、悩んだこともあります。

また、成果が出ないと保護者の方から、苦情が入ることもありました。子供の成績を上げたいと思って通わせるのは当然のことですし、気持ちも分かるので、ますます苦悩しました。

自分にはできないのではないか、これ以上居続けたら迷惑なのではないかと考え、辞めようと思い始めました。

そこで、自分にできることをできる限りやってみて、それでも駄目だったら辞めることにしました。そして、子供達に指導する際は、ポイントを押さえながら分かりやすい言葉を選ぶことを心がけました。

また、間違ってしまった問題については、何故そう思ったのかちゃんとこちらも理解して正してあげるようにしました。今までは、そういった部分のコミュニケーションが不足していたと思います。

自分にも学業という本分があって、その片手間で塾講師をしていたという意識の甘さも再認識しました。

大切なお子さんをお預かりして、勉強を教えてあげるという大事な立場なのだということを意識するようになってからは、気持ちの持ち方も変わりました。お金をいただいている以上は、期待以上のもので返していかないといけないと思いました。

そういった自己改革の結果、子供達の成績も伸びて行き、私の辞めたいという気持ちはなくなっていきました。

どんなアルバイトでも、何かしらの悩みは出てくると思います。お金を稼ぐというのは、そういうことなのです。

子供に勉強を教えていると、自分では教えた気になっていても、本当に理解しているのかどうかは、コミュニケーションを取らないと分かりません。だから、子供との意思疎通を常に確認しながら教えてはじめて勉強になるのだと思います。

こちらが頑張ったら、その分子供達もちゃんと応えてくれます。そういったところにやりがいを見出すことができれば、塾講師のアルバイトは自然と続けられると思います。

自分が教えたことを理解して、成績を上げてくれるということは、本当に嬉しいことですから、頑張ってみる価値はあるでしょう。