9a8d8bfdeb069120f39ebcd64a8cfc25_s

 然のことですが、バイトを一日で辞める辞めないはあなたの自由です。

働くのはあなたですし、それにより生じる給料を受け取るのもあなたなのだから、当たり前のことです。

あなたの意思で決める問題ですし、誰にもそれを止める権利はありません。あなたが本当にやめたいと思われるなら、辞めるべきです。

例えばここで私があなたを引き留めたとします。そして説得されたあなたがバイトを続けたとします。

しかしその結果、3年続けたあなたは『こんなこと3年も続けるんじゃなかった、1日目に辞めていれば良かった』と思われるかもしれません。

その時になって、あなたがその責任を私に取れと言われてもそんなことはできません。謝ることはできても、あなたの時間をお返しすることはできません。

つまりは辞める辞めないによって生じる結果はあなたの責任なのです。

ここで私個人の経験をお話ししましょう。最近ではあまり見かけなくなりましたが、当時システム手帳という物がありました。

学生時代の私は、システム手帳の皮表紙にページを挟み込むという超単純労働のバイトを始めました。

誰でもできる永遠と続く単純労働です。その時の私もあなたと同様、すぐに辞めたくなりました。

バイト初日に、こんなことを続けても何の技術も身につかないしただ単に時間を切り売りしているだけだ、こんなことをするぐらいならもっと楽しい仕事、もしくは何かの技術を身につけられる仕事をしたいと考えました。

しかし私は辞めませんでした。

正直に言うと、多少の義理もあったので辞めたいと言いだす勇気がなかっただけですが、結果として私はそのバイトを4年間続けました。

そして意外なことに、その経験は私の人生に素晴らしい価値を与えてくれたのです。

人間というのは不思議なものです。どんなに下らない物事でも、一定期間続けるとそこに何らかの価値を見いだします。

例えば、バイトにかかわらず何かが嫌になって1日で辞めてしまったとします。

そうするとその1日は『嫌なことをした1日だった』という記憶に残るだけで、人生にはなんの意味もない無駄な1日です。

しかし嫌なことでも数年数ヶ月も続けると、そこには必ず何らかの意味が生まれてきます。

私の場合はそのバイトを続ける事によって、人が嫌がる単純労働をいとわない精神力が身についたと自負していますし、それよりもっと大きい収穫は、単純労働を黙々とこなすことは、周囲の人達から絶大な信頼が得ることに繋がるということに人生の早い段階で気づけたことでした。

初日に辞めようと思ったバイトでしたが今思うと、大げさに言うならその4年間がなければ今の私はなかったとも思っています。

もし今の段階であなたがそのバイトが辛くて辛くて仕方なくて、続けても自分の人生になんの意味もないと断言されるなら、今すぐ辞められるべきです。

しかし私の経験から言わせていただくと、あまりに早急な判断は、逆にあなたの人生を無駄使いすることになるかと思われます。